めちゃコミックオリジナル インタビュー

作品をつくる、その先まで。作家さんと向き合う編集の仕事

めちゃコミックは、「みんなの手のひらにマンガが生み出す全ての感動を!」というビジョンのもと、一緒に挑戦する仲間を募集しています。
「めちゃコミックオリジナル」の作品づくりから、作品を届ける営業・マーケティング、サービスを支える開発・データ活用まで。さまざまな仕事に携わる社員に、日々の取り組みや仕事への思い、めちゃコミックならではのやりがいを聞きました。

コミック制作局 企画編集第1チーム

2018年入社

佐々木理沙

好きなジャンルと、知らない領域。求めていたものが揃っていた

Q.めちゃコミックに入社した経緯を教えてください。 

A.

前職は紙の出版社で、編集アシスタントとして働いていました。面白い作品をつくってみたい、ヒットを生み出したいという気持ちはあったものの、なかなか成果が出せずにいました。

そんななか、先輩から「この先も出版業界で仕事を続けていくのなら、『原稿の整理や発送を担当していました』だけでは通用しなくなる」と言われ、自分のキャリアについて考えるようになりました。

転職先を探す上で重視したのは、女性向けのジャンルに携われることと、電子コミックという新しい領域に挑戦できることの2つでした。当時は紙の漫画が好きで、電子コミックを購入する習慣もありませんでしたが、電子市場の盛り上がりは感じていました。自分がまだ知らない領域だからこそ、そこに飛びこんでみたいという気持ちがありました。

作品をつくり、ユーザーに届けるところまで

Q.新しい領域に挑戦したいという思いから、入社されたのですね。佐々木さんは現在どのようなお仕事をされているのですか?

A.

今は、電子コミックレーベル「comic fizzy」のチームで編集を担当しています。作家さんと企画やプロット、ネーム(コマ割りとセリフを入れた下書き)を確認しながら、配信までの制作を進めています。

めちゃコミックというプラットフォームを持つ編集部なので、いつ無料施策を行うか、作品のどの場面を広告に使いたいかなど、作品を売り出すための施策にも編集者が携わることがあります。社内のさまざまな部署のメンバーとも直接やりとりし、作品を一番よく知る立場から、「ここがおすすめです」「この場面を使いたいです」と提案できる。作品をつくって終わりではなく、どうユーザーに届けるか考えられるのが、仕事の面白いところです。

作家さんが感じる喜びを、おすそ分けしてもらっている

Q.作品づくりからユーザーに届けるところまで、幅広く関わっているのですね。特にやりがいを感じるのはどのようなときですか?

A.

やりがいしかないと思っているのですが、特に感じるのは作家さんの思いが実現できたときです。

完成原稿にたどり着くまでには、企画、プロット、ネーム、下書きと、たくさんの工程があります。編集者はそれを一番近くで見ているので、作家さんがやっていることのすごさを日々感じます。時間をかけて形にした作品がユーザーに届き、喜んでもらえていることが分かると、何より嬉しいです。本来それは作家さんが感じるものだと思いますが、私も少しおすそ分けしてもらっているような気持ちになります。

Q.作家さんの思いを大切にされているのですね。作家さんと仕事をするうえで、普段から意識していることはありますか?

A.

作家さんのことを知ることです。「原稿が遅れます」の一言にも、人によってさまざまな背景があります。表面的な言葉だけで判断せず、一人ひとりを理解し、その方に合った提案や対応をしたいと思っています。メールのほうが伝わりやすい方もいれば、電話のほうが細かなニュアンスを伝えやすい方もいるので、連絡の取り方も一人ひとりに合わせています。

作家さんの思いが、前を向く力になった

Q.成果につながらない時期は、どう乗り越えましたか?

A.

入社当初はなかなかヒットが出ず、心が折れそうになることもありました。少しずつ成果が出るようになっても評価につながらず、落ち込んだこともあります。

気持ちを切り替えるきっかけをくれたのは、作家さんです。「売れたい」「メディア化したい」という目標や、作品を通じて伝えたいことなど、さまざまな思いを聞くうちに、自分の評価を気にして落ち込んでいる場合ではないと思うようになりました。作家さんが目指していることのために、編集として何ができるかを考えるようになったんです。

配信当初、まったく数字が伸びなかった作品も忘れられません。「この作品の力はこんなものではない」と確信していたので、物語の見せ場に合わせて広告や無料施策を重ねました。そのために必要だった話数の調整と連載継続を作家さんにご相談したところ、提案を受け入れてくださり、結果として売り上げが大きく動きました。

「続きが楽しみ」の一言で、全部が報われる

Q.選ぶのは難しいかもしれませんが、特に思い入れのある作品を教えてください。

A.

『岩肌の花嫁は愛で溶かされる』です。
全社員が集まる社内イベントで、別部署の後輩たちが「『岩肌の花嫁』の続きが楽しみです」とわざわざ言いに来てくれたんです。泣きそうになるくらい嬉しかったですね。
作品ができあがる過程を一番近くで見ているぶん、その一言で全部が報われました。社内にも、一人のユーザーとして作品を楽しんでくれている人がいる。それが何より嬉しいです。

『岩肌の花嫁は愛で溶かされる』は、紙のコミックスも第1〜3巻が発売中です。

作家さんと気持ちよく作品づくりができる環境

Q.働く環境についてはいかがですか?

A.

作家さんと気持ちよく仕事ができる環境が整っていると思います。作家さんの多くは個人事業主で、私たちは会社に所属しています。担当編集と作家さんは一対一で向き合っていても、会社側が設定する原稿料などの条件面は、編集者だけでは変えられないこともあります。めちゃコミックでは、編集者としても「この条件なら気持ちよくお願いできる」と思える環境が整っています。だからこそ、作家さんと一緒に作品をつくるチームとして向き合えていると思います。

「面白い」を、届けたい相手まで言葉にできる人

Q.最後に、どのような方がめちゃコミックの編集者に向いていると思いますか?

A.

自分が「いい」「面白い」と思ったものを信じ、その理由を自分の言葉で説明できる人です。担当する作品は、誰もが面白いと思ってつくっています。大事なのは、「なぜ面白いのか」と聞かれたときに、きちんと言葉にできること。「好き」「とにかく面白い」だけでは、自己満足で終わってしまいます。作品を届けるためには、その面白さを自分以外の人にも伝える必要があります。

「どんな人に、なぜこの作品が響くのか」まで具体的に考え、言葉にする。それが作品を広く届けるための説得力につながります。めちゃコミックでは、作品をどう届けるかを考え、社内に提案することもできます。だからこそ、自分が感じた「面白い」の理由を具体的に言葉にできる方は、この仕事に向いていると思います。